Ola Rudner cond. オーラ・ルードナー
ヴァイオリンのソリストの登竜門である国際パガニーニ ヴァイオリン コンクールを制したウィーン在住のオーラ・ルードナー(スウェーデン人)が大阪交響楽団とみやまコンセールの合奏団を指揮して、その力量を発揮!
もともとヴァイオリンのソリストとしてヨーロッパで各地のオーケストラに客演し、ウィーン響、ウィーン・フォルクスオパーなどのコンサートマスターも務めたルードナー。
私のモーツァルテウム留学時代の友でもあり、かつては彼の亡妻・中島幸子さん(巨匠ヴァイオリニスト、シャンドール・ヴェーグの元でカメラータ・ザルツブルグのコンミスも務め、ソリストとしてもヨーロッパでも注目の音楽家で、将来を嘱望されていたが出産事故で逝去)の付き合いからの長い交遊を通じて、彼の各地での高い音楽評価は目の当たりに見て来た。当然の事ながらオペラまで指揮する彼の音楽見識は音楽創りに、そしてオケのトレーニングには大きな効果を生み出している。
最近はオケのトレーニングも出来ない若手指揮者が増えつつある。
誰が振っても高得点を出すベルリンフィルではない。それぞれのオケの技量や音楽資質に合わせたトレーニングがきちんと出来る指揮者の能力は一番有効な効果を生む事が出来る。
かっこをつけるだけの指揮者を排除できる音楽のプロフェッショナルが増えて欲しい物である。
彼の様な力量のある指揮者を日本のオケはフルに活用すべきであろう。