Wien Berlin Brass Quintet

ウィーン=ベルリン ブラスクインテット の始まりは、2000年に何とあのウィーンフィルの名トランペッター ”ハンス・ガンシュ” にモーツァルテウム音大のカンティーネでお茶を飲みながら相談したことに始まる。ウィーンフィルには金管5重奏が無かった。そして今も無い。。。あのウィーンフィルサウンドとベルリンのそれとを併せ持つ縦横無尽の音楽ができる世界トップクラスの金管5重奏団を結成したかったのだ。当初の想いはもちろん ハンス に1番トランペットを任せたかったが、彼は当時ウィーンフィルを早期退団をして、ソリストとして、またモーツァルテウムの教授として人生を歩み始めていたのだ。意図を察して現役の奏者に道を譲り、メンバーは入れ替わっても今日まで世界最高レベルの音楽を提供してくれている。

今年も9月に来日し全国9公演でその興奮と感動を共有できるのは嬉しい限りだ。存分に楽しんでその音楽の真髄を感じ取ってもらいたい。www.proarte.jp

 

 

f:id:pro_arte_musicae:20190313122525j:plain

2019 Wien Berlin Brass Quintet

 

Christian Lindberg : Arctic Philharmonic Orchestra (Norway)

f:id:pro_arte_musicae:20170605182246j:plain

f:id:pro_arte_musicae:20130525102033j:plain

クリスチャン・リンドバーグ 天才、鬼才の名前を欲しいままに大活躍のトロンボーン奏者・作曲家・指揮者である。

2017年10月、満を期して 2011年の東北大震災によるキャンセルのリベンジを果たします。

2009年ノルウェー政府主導の北極圏の文化最大拠点として発足した北極オーケストラは、瞬く間にその名をヨーロッパ全域に轟かせた。

初代音楽総監督 リンドバーグは手兵を率い、その鮮烈な演奏と感動はヨーロッパ全域の話題となった。拠点のボドー、トロムソでは室内楽からオペラまで全てのクラシック音楽ジャンルを受け持ち、その意欲的な活動にスカンジナヴィアの名だたるオケの名手がこぞって移籍するほどの影響を与えている。

 

今回来日では、ノルウェーの重要な作曲家オーレ・オールセンのアースガルズの騎行を頭にペーター・ヤブロンスキー(ピアノ)のグリーグ:ピアノコンチェルト そしてBISレコードとの意欲作チャイコフスキー交響曲4.5.6.を引っさげて来日する。

その鮮烈なリンドバークのチャイコフスキーは注目の的。強烈に楽しめる事は請け合い。

しかも、演奏会場ではオーロラを体験できるという複数のプロジェクターによる大スペクタクルも体験できそうだ。

忘れられない体験となる事は間違いない。

f:id:pro_arte_musicae:20170605182801j:plain

Ola Rudner cond. オーラ・ルードナー

ヴァイオリンのソリストの登竜門である国際パガニーニ ヴァイオリン コンクールを制したウィーン在住のオーラ・ルードナー(スウェーデン人)が大阪交響楽団とみやまコンセールの合奏団を指揮して、その力量を発揮!

もともとヴァイオリンのソリストとしてヨーロッパで各地のオーケストラに客演し、ウィーン響、ウィーン・フォルクスオパーなどのコンサートマスターも務めたルードナー。

私のモーツァルテウム留学時代の友でもあり、かつては彼の亡妻・中島幸子さん(巨匠ヴァイオリニスト、シャンドール・ヴェーグの元でカメラータ・ザルツブルグコンミスも務め、ソリストとしてもヨーロッパでも注目の音楽家で、将来を嘱望されていたが出産事故で逝去)の付き合いからの長い交遊を通じて、彼の各地での高い音楽評価は目の当たりに見て来た。当然の事ながらオペラまで指揮する彼の音楽見識は音楽創りに、そしてオケのトレーニングには大きな効果を生み出している。

最近はオケのトレーニングも出来ない若手指揮者が増えつつある。

誰が振っても高得点を出すベルリンフィルではない。それぞれのオケの技量や音楽資質に合わせたトレーニングがきちんと出来る指揮者の能力は一番有効な効果を生む事が出来る。

かっこをつけるだけの指揮者を排除できる音楽のプロフェッショナルが増えて欲しい物である。

彼の様な力量のある指揮者を日本のオケはフルに活用すべきであろう。

 

f:id:pro_arte_musicae:20101207182136j:plain

f:id:pro_arte_musicae:20100927201649j:plain

f:id:pro_arte_musicae:20100926110652j:plain

Tampere Philharmonioc Orchestra /Santtu - Matias Rouvali

タンペレ・フィルの日本公演2017.5.19-25 は近の注目に値する秀逸なツアーでした。現代の画一化された音色感のオケではなく、独自のオケのサウンドと自国の英雄的作曲家シベリウスに特別に魂をつぎ込んだ非常に印象深い音楽を残していってくれました。

指揮のサントゥもまさに正統派でありつつもダイナミックスと繊細さに富んだ音楽をオケの信頼のもと存分に発揮していました。これからどれほど伸びるか大きな期待させる

秀逸の若手フィンランドの第1人者です。

初物なだけに北欧通のお客様が多かった様に思いますが、ブランド志向の安っぽいお客はいなくて幸いだったとも云えます。結局は音楽の魂などを聴くだけの耳を持ったお客は未だに日本では少数派を占めます。クラシック音楽が今の時代の音の表現となり、その時代の変容と歴史的普遍の魂の伝承を評価し、もっと多くの聴衆が積極的に享受できる真の高い文化度が確立する社会になることを望んでいます。

それには、多感で学習能力が高い学生時代に、いかに多くの良質な経験を積む事ができるか、まさに教育現場の姿勢が大きく影響してくるのだと確信します。

 

f:id:pro_arte_musicae:20170519204853j:plain

f:id:pro_arte_musicae:20170519204542j:plainTampere

f:id:pro_arte_musicae:20170519204542j:plain

f:id:pro_arte_musicae:20170519204402j:plain

Peter Jablonski

Peter Jablonski のトッパンホールでのコンサートが本日11月20日19時からです。
大阪、名古屋と演奏会が終わり、本日が最終コンサート。
コンサートともあわせて毎日5時間以上の練習をしています。凄いエネルギーです。
あの貴公子と呼ばれた美形のピアニストが、可愛い娘のチェロの勉強のために、またロンドンに
住居を移し、本人もコンサート活動に専念しています。美しい婦人のRebecca もピアニスト。
いつか ピアノデュオをやらせたいと思っています。原
--
****** Concert info. Tel.03-3943-6677 *****
● 中井恒仁&武田美和子ピアノデュオリサイタル“ピアノの芸術”vol.1
2015/11/19 (Thu) 19:00
Miwako Takeda & Nobuhito Nakai Piano Duo Recital vol.1
会場 : 東京文化会館小ホール
Tokyo Bunka Kaikan Recital Hall
●ペーター・ヤブロンスキー ピアノリサイタル
Peter Jablonski, Piano Recital
大阪公演:2015/11/17 (Tue) 19:00
     あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール Phoenix Hall
名古屋公演:2015/11/19 (Thu) 19:00
Peter Jablonski, Piano Recital in Nagoya
会場:電気文化会館ザ・コンサートホール Denki Bunka Kaikanl
●ペーター・ヤブロンスキー ピアノリサイタル【東京】
ファンタスティック・ピアニストシリーズ2015
2015/11/20 (Fri) 19:00
Peter Jablonski, Piano Recital in Tokyo
Fantastic Pianist Series 2015 Vol.4
会場 : トッパンホールToppan Hall
****************************************
(株)プロアルテムジケ
〒112-0013東京都文京区音羽1-20-14 5F
http://www.proarte.co.jp
Pro Arte Musicae Co.,Ltd.
Otowa 1-20-14-5F, Bunkyo-ku,
Tokyo, 112-0013, JAPAN
Tel.+81-3-3943-6677
Fax.+81-3-3943-6659
e-mail : pam@proarte.co.jp
Genroh Hara, CEO
Pro Arte Musicae Co.,Ltd.

メルビッシュ湖上音楽祭”こうもり”日本公演2015

メルビッシュ湖上音楽祭”こうもり”日本公演2015

オーストリア駐日大使のメッセージ より

皆様ご存知のように、オペレッタはいわばオーストリアが故郷といえるムジークテアターの形式のひとつです。オペレッタオーストリアの独占的芸術というわけではありませんが、オーストリアほどオペレッタの伝統を今でも大切に継承している国は他にないと思います。

世界で最も大きなオペレッタ・フェスティバルであるメルビッシュ湖上音楽祭が、この秋に初めて日本公演をすることを、オーストリア大使として大変に嬉しく思います。スペクタクルな湖上ステージでのオープンエアーのフェスティバルは、昨年ほぼ17万人もの観客を特別な魅力でメルビッシュに引き付けました。

ゲアハルト・エルンスト氏は9月に来日するメルビッシュ湖上音楽祭の「こうもり」のプロダクションの演出家ですが、この公演について芸術的観点から皆様にご説明があると思います。

メルビッシュ湖上音楽祭を日本にご招聘いただくプロ アルテ ムジケの原源郎氏にも特別の感謝を申し上げます。

本日この記者会見にご出席いただきましたメディアの代表の皆様、日本の観客の皆様にメルビッシュ湖上音楽祭をお知らせいただき、ご支援くださるようお願い申し上げます。

日本の観客の皆様にオペレッタを堪能していただけますよう日本公演のご成功をお祈りするとともに、日本のオペレッタ・ファンの皆様が、メルビッシュ湖上音楽祭をオーストリアの現地でオリジナルを見たいと思っていただけますよう願っています。

Dr. ベルンハルト・ツィムブルク